あっという間に10月も21日になってしまいました。
ちょっと更新をサボりすぎですね(;^_^A
ちょっと今月を振り返ってみようと思います。
9日に『被災地復興支援ボランティア』と称して、福島県いわき市へ行ってきました。
今回で第15回になるのですが、初参加の方も合わせて5名で行ってきました。
午前中は拠点としている『NPCバレエスクール』で、生徒さんや保護者の方の施術をしました。
半年ぶりに会う子供達は大きくなっていて、ちょっとビックリしましたね。
新しく仲間入りしたN先生も、不慣れな場所にも関わらず、一生懸命に施術していました。
お昼休みは近くにあるカレー屋さんへ。
インド・ネパール料理のお店で、作るのも現地の人です。
ここのカレーがとても美味しく、前回に続き来てしまいました。
午後は作町一丁目の仮設住宅へ。
ここは楢葉町の方々が避難しています。
ひと通り施術が終わるとおばあちゃんが、「せっかく遠くから来たんだからコーヒーでも飲んでいきなよ」と言って下さり、午後のお茶会に突入。
美味しいコーヒーを頂きながら仮設の皆さんとお話をしてきました。
震災後の“楢葉町の5年間”を記録したブックレットを開きながら、津波のこと、寒かった体育館での避難所生活こと、東電との話し合いのこと、置いてきてしまった家畜のこと、今の楢葉町のことなど色々と伺いました。
避難所はとにかく寒くて寒くて、お年寄りが次々と肺炎にかかり、残念ながらそのまま亡くなってしまった方もいらっしゃったそうです。
また、赤ちゃんの物資も不足し、乳飲み子を抱えた親御さんは想像し難い大変な思いをされたとの事でした。
そして今の楢葉町といえば、まだまだ空き家が多く、治安の面でかなりの心配があり、なかなか帰宅準備も進まないそうです。
とはいえ仮設住宅はあと2年で出ていかなければならず、皆さんの気苦労は耐えません…。東電との事も納得のいかない事も多く…。
おばあちゃん達の「お金の問題じゃないんだよね…。あの楽しかった“生活”が帰ってくれば何もいらない…」という言葉に、メンバー全員の胸が詰まりました。
今回も被災地の“生の声”を伺い、まだまだ終わらない現実を改めて実感してきました。
この『お茶会』は突発的に始まったのですが、皆さんの声を聞くには良い機会になりました。今後は施術だけではなく、きちんと企画として何か考えても良いと思いました。
5年経つと、これまで言えなかったこと、聞けなかったことが少しずつ話せるようになり、聞けるようになってきたのが実感出来ました。
今回も受け入れをして下さるNPCバレエスクールの皆様、そして施術ベッドを無料で貸出して下さる江崎器械株式会社の皆様には、感謝しかありません。
今後もよろしくお願い致します。